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2015年3月

2015年3月22日 (日)

春季特別公開 東海道図屏風

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静岡市文化財資料館 春季特別公開

静岡県指定文化財 東海道図屏風

(公開期間)平成27年3月28日(土)~5月6日(水・祝)

(入館料等)一般200円、中学生以下50円 その他減免あり
       詳細はこちらをご覧ください。
※東海道図屏風の特別公開は、常設展示の一部として実施しています。



■「静岡県指定文化財 東海道図屏風」(静岡市蔵)とは?

六曲一双の屏風の右隻右上に「江戸」、左隻左上に「京」を配し、
右隻には浜松までの29宿、左隻には舞坂から今日までの24宿、
合計53宿が各隻3段にわたって描かれています。
各宿場には金紙の付箋で宿場名が墨書されており、
東海道五十三次の宿場を絵巻物のように見ることができます。

江戸時代初期の東海道の名所や風俗が生き生きとした筆致で詳細に描かれており、
美術的な評価と共に歴史・民俗資料としても高い価値を有しています。

Photo

■東海道図屏風に描かれた駿府城天守

府中(駿府)城下町付近の様子を見てみましょう。
三保松原、清見寺といった名所、城下町の賑わいなどが細かに描写されていますが、中でも駿府城の天守が描かれているのが目を引きます。

家康公の築いた駿府城天守は完成直後に火災により焼失し一度は再建されましたが、
寛永12年(1635)年に再び火災で焼失、以後再建されることはありませんでした。
この屏風が描かれたのは、天守焼失後の17世紀後半頃と考えられています。

「東海道図屏風の特徴」として、
①城のある各宿場にはきちんと城の姿が描かれていること、
②複数の大名行列が描かれていること、
③朝鮮通信使行列の描写に大きな面積を割いていること、
があげられ、この屏風が「武士の世界」をテーマに制作されていることが推測されます。

特に、朝鮮通信使行列は徳川家菩提寺の増上寺付近を先頭に描かれており、
平和的善隣外交に力を尽くした徳川家康公の存在を感じさせます。
存在しない駿府城の天守が描かれた背景には、
制作者の”家康公の愛した城下町・駿府”への強い意識があったのかもしれません。

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