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2014年9月

2014年9月18日 (木)

10月のピックアップ特別公開!山田長政奉納戦艦図絵馬

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帆柱に花菱の印をつけた旗を掲げ進む異国様式の軍船に
日本人兵士数十人が甲冑に身を固めて戦闘に備えている。
船には砲を据え、中央の神輿用の前に大将と思われる人物が指揮を執っている―。

戦国時代、シャム(現タイ)へ渡り活躍した山田長政は、
寛永3年(1626)、異国より故郷の静岡浅間神社へ1枚の絵馬を奉納しました。
天下の珍品として知られたこの長政奉納戦艦図絵馬ですが、
残念なことに天明8年(1788)、火災により焼失してしまいました。

この絵馬の姿を伝える貴重な模写絵が、静岡浅間神社に伝来しています。
まず、焼失前の絵馬の姿を記録したものとしては現存唯一の「第一模写絵」、
火災後に第一模写をもとに描かれ、改めて奉納された「第二模写絵」、
そして伝来不明の謎の「第三の模写絵」。

今回の展示では、静岡浅間神社のご協力により、
遺された3枚の模写絵を期間限定で公開することになりました。
3枚の模写絵を同時にご覧いただけるのは今回が初めてとなります。
2週間だけの限定公開です。この貴重な機会を、皆様、どうぞお見逃しなく!

10月のピックアップ特別公開 「山田長政奉納戦艦図絵馬」

【会期】 平成26年10月4日(土)~10月19日(日)

【時間】 9:00~16:30

【会期中休館日】10月6日(月)、10月14日(火)

※こちらの特別公開は、常設展の一部として実施します。
入館料等詳細につきましては、「利用案内」をご覧ください。

2014年9月12日 (金)

平成26年9月のピックアップ~茶箱絵~

9月のピックアップ展示は「茶箱絵」です。

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茶箱絵とは‥‥

日本のお茶は、安政6年、横浜開港と同時に諸外国への輸出産品となりました。
当初は壺などで輸出されていましたが、長期の輸送に耐えられる輸出用茶箱が
これに代わって用いられるようになりました。

茶箱には、中国に倣い絵入りのラベルが貼られました。
初期は文字の入らない浮世絵風の花鳥画や風俗画が用いられました。
これを「茶箱絵」といいます。
茶箱の縁には湿気を防ぐための目張り紙が貼られました。
異国情緒あふれる茶箱絵は、西洋諸国で大変喜ばれたようです。

Photo

(画像:茶花柄の目張り紙)

明治10年以降になると、「蘭字」とよばれる、
西洋文字を配した絵ラベルが用いられるようになりました。
別刷りだった目張りが見は絵ラベルと合体し、
絵の周囲には縁飾りのような枠線が付くようになりました。
「蘭字」に先駆けるものとして、「茶箱絵」を「前蘭字」とよぶこともあります。

1

「茶箱絵」 静岡市蔵(全ての写真:禁転載)

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