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2012年9月 6日 (木)

9月のピックアップ展示

毎月一つの資料に焦点を当てるこのコーナー、

今月は徳川家康ゆかりの品をご紹介します。

9月のピックアップ資料は‥‥


勝 瓢(かちふくべ)」(静岡浅間神社所蔵)です。

P9061714

高さ20.4cm、最大幅13.5cm(画像は禁転載)


徳川家康が愛用したといわれる「瓢」(ふくべ=ひょうたん)です。
戦勝に導く開運をもたらしたことから「勝瓢」といわれています。
どっしりとして落ち着いた姿形と存在感は、どこか家康らしさを感じさせます。

静岡浅間神社を崇敬していた家康は、
社殿の造営や社領の寄進、宝物の奉納などを行いました。
特に戦勝祈願の摩利支天をことのほか崇敬しており、
その祈願が成就し天下統一を成し遂げることが叶ったため、
戦陣での愛用品を奉納したのではないかと推測されます。

静岡浅間神社には同様の奉納品として、
関ヶ原の戦いで使用したとされる「軍配」も伝えられています。
こちらの「軍配」も、現在資料館で展示中です。


八千戈神社(やちほこじんじゃ)・静岡浅間神社境内社・重文

◎主祭神 八千戈命(やちほこのみこと)
◎本社左側に鎮座。武道・開運・スポーツの守護神として信仰される。

徳川家康が軍中に常に携帯した念持仏の摩利支天(まりしてん)像を祀っていたため、
摩利支天社と称し、東照権現ゆかりの社として幕府の篤い崇敬を受けました。

現在の社殿は「文化の大造営」(文化元年・1804~慶応五年・1865)の際に建てられたものです。
摩利支天社の造営は御本社に次いで行われており、
入母屋造銅瓦葺で朱塗極彩色を施されています。
華麗な彫刻群は信州諏訪立川流の手によるものですが、
中でも蟇股(かえるまた)の「二十四孝」彫刻は特に有名です。

明治の神仏分離により、「八千戈神社」と改められました。
摩利支天社に安置されていた家康念持仏・摩利支天金判、木造摩利支天像は
臨済寺(静岡市葵区大岩、非公開)に移されています。

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